
賃貸をレポート
大和ハウスエ業で3年間働いた後、遠縁に当たる人に乞われて、銀行支店用地の買収の仕事を2年程手伝っていたときに昭和48年のオイルショックがやってきたのです。
ほとんど銀行用地専門に仕事をしていましたので、仕事は全くなくなり、まだ資金も十分でないときでしたので、途方にくれるばかりでした。
どこかに再就職しなくてはと探してはみましたが、気が乗りません。
あれこれ考えた揚げ句、横浜にいた叔父に相談したところ、倉庫にしている古い家があるので、そこで良かったら貸してくれるというのです。
地獄で仏とはこのことをいうのではないでしょうか。
天にも昇る気持ちでした。
それからは、会社設立の手続き、定款の作成等全部自分で作りました。
また、店舗の造作も最小限にして、これもほとんど手作りでした。
そして、窓ガラスに東和不動産有限会社と朱塗りの字を叔父が書いてくれたときの感動は一生忘れません。
あの感動が私のビジネスの原点です。
昭和44年12月独立を目指してから満5年、33歳のときでした。
会社とはいえ、社員もなく私1人の小さな会社です。
独立した当時、世の中は不況の真っ只中でした。
しかし不安感や恐怖心などは全くありませんでした。
ないないづくしの中から始まった為、とにかく前進するしかなかったのです。
当時でも、共同トイレ、共同炊事場などのアパートは借り手が少なく、大家さんも困っていたのでしょう、その様な大家さんがポツリポツリとみえるようになりました。
とにかく私とすれば、どのような物件でもありがたく、賃貸仲介の経験も、ノウハウも全くなかった私でしたが、お客様が少しでも気に入ってくれる様、掃除などもしたりして、ただただ一生懸命でした。
そういうことを見ていたのかわかりませんが、大家さんが他の大家さんを紹介してくれたりして少しずつ物件も増えていきました。
2年位たった頃には、社員1人を採用することも出来るようになったので、賃貸のことはそちらに任せて、マンション用地の斡旋に仕事を転向していきました。
一戸建てをご存知ですか?また使いたくなるのは一戸建てだけです。
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